謹賀新年

謹啓 新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、新年をご健勝にてお迎えのことと拝察し、お慶び申し上げます。

昨年もコロナ禍に翻弄された一年となってしまいました。当寺では一昨年に引き続き3月26日の涅槃会法要と8月16日のお盆施食会法要を中止しました。その後少しずつ国内感染者数も落ち着きを見せ、ようやく希望が見えてきたと思った矢先に、さらに新型の発生となり、誠に残念ながらこの不安は年を越してしまったようです。

しかしこれからはこの時代に生きる者として、ウィズコロナの言葉の通り、状況を注視しながらも、やるべきことをやれる新たな方法を見つけていかなければいけない段階となりました。能代も新たな産業や大きなお店が入り、今まさに様々な変化が起きようとしています。

過去に戻ることはできません。未来に向けて新たな今を創り出す時です。変化の中でこそ、脚下照顧、自分自身の日々の生活のあり方を見つめ、一日一日をしっかり生きることが大切です。仏さまやご先祖さまに手を合わせ、心に安らぎをもってお過ごしいただきたいと思います。

さて本年は倫勝寺三十世・量功顕一大和尚の17回忌に当たります。涅槃会に併せて3月26日に法要を行いたいと考えていますが、情勢を見ながら、後日改めてご案内させていただきます。遺徳を偲びつつ、倫勝寺の歴史に思いを馳せ、お寺と各家ご先祖霊位の安寧を改めて祈る機会にしていただければ幸いです。

本年の皆様のご健康とご多幸を心よりご祈念申し上げます。

合掌