3月26日『ニルバーナコンサート』のお知らせ
3月26日は当寺のお涅槃会です。
毎年沢山の方が、お釈迦様のお涅槃(入滅)、ご先祖供養にお参りなされます。
今年はお涅槃会の後に、数少ないリュートのプロ演奏家で、当寺の檀家さんでもある櫻田亨さん(埼玉県)をお招きし、ニルバーナ(涅槃)コンサートと題して演奏していただくことになりました。リコーダー・パーカッションの飯塚直子さんもお招きします。
プログラムは春のイメージで、特別に選曲していただきました。リュートの柔らかい温かい音の響きが、共に演奏されるリコーダーの音と相まって仏讃の響きになってもらえればと思います。皆様お誘い合わせの上、お参りください。
平成21年3月26日
午前10時 涅槃会法要
法要終了後(午前11時頃) ニルバーナコンサート♪
午前12時頃 終了予定
リュートとはryu-to.jpg
16、17世紀にヨーロッパで「楽器の女王」と呼ばれたリュート。「教養有るものは誰でも弾けなければならない」といわれ、ダ・ヴィンチやガリレイなどもリュートの名手であったと知られています。使用する楽器は、11コース、20本のガット弦(羊腸弦)を張ってあり、バロックリュートと呼ばれます。ガット弦からあふれ出る、ノスタルジックで典雅な響きを楽しんでいただけたら幸いです。
プロフィール:
櫻田亨 (リュート)
三種町出身。能代高校卒。日本ギター専門学校でギターを学んだ後、オランダのデン・ハーグ王立音楽院でリュートを佐藤豊彦に師事。リュート、テオルボ、ビウエラ、バロックギター、19世紀ギターといった撥弦楽器を幅広く演奏し、時代やその音楽にふさわしい楽器を的確に使い分けている。また、全ての楽器にガット弦を用いて歴史的な表現力を引き出す演奏スタイルは、日本ではまだ数少なく、非常に興味深いものである。ソリストしてのみならず、通奏低音奏者として、共演者の意図を十分に汲み取って盛り立てる柔軟な音楽性は、多くの演奏家から信頼を集めている。ルストホッファース、ミジカ・エランテのメンバー。リュート&アーリーギターソサイエティ・ジャパン事務局長。06年10月ワオンレコードよりリュートソロCD「やすらぎのガット・7つの響き」リリース。09年夏にCD「皇帝のビウエラ・市民のリュート」をリリース予定。
飯塚直子(リコーダー&パーカッション)
東洋英和女学院大学人間科学科教育学専攻を卒業後、桐朋学園大学音楽部古楽器科に学ぶ。リコーダーを花岡和生、古橋潤一の各氏に師事。ルネサンス対位法セミナーやCompagnie Outre Mesure(仏)のセミナーなどに参加し、ルネサンス・ダンスとその音楽についての研鑽をつむ。
現在、リコーダー&古楽的パーカッションプレイヤーとして、中世・ルネサンス・バロック音楽のコンサートに参加し、リズムと民族色にアプローチした演奏を続ける。自主企画ライブ「Rhythm & Baroque」では、現代作品やパーカッションを取り入れた様々なアンサンブルを試みている。リコーダーグループレッスン、子供向けのリズムワークショップなども行っている。