2015年7月法話

 今年も早半分が過ぎました。6月は当地は雨不足でからから天気でした。畑も草も伸びず少しは楽をさせてもらいました。といっても日本中梅雨の季節、月末に雨が降ると、それまで真夏のような暑さだったのが急に気温が下がり,寒さに震えてしまいました。体調管理が難しいところです。

 6月は倫勝寺法会を行いました。本堂に亡き師の書作品と私の作品、その前に季節のサツキを配し、いつもとは違った空間ができあがりました。朝5時半、坐禅のために早起きしてくれた5,6人が集まります。静かな緊張感の内に時間は過ぎ、朝課の鐘の音でまた趣の違った時間です。香の匂いもほどよく堂内にわたり、澄んだ空気が気持ちいいです。それが7日間。また、一日をかけてお茶会をしました。寺族のやっている社中の皆様が集まってくださり、お茶の道を追求されました。参加の方は去年より少なかったものの、社中の方のお勉強を兼ね、充実の一日でした。
夕方の茶話会には連日ポツポツと訪れてくれ、心休め、落ち着いた気持ちで様々なお話しを聞かせて頂きました。こちらは専ら聞き役に回り、話が途切れると別の話を持ちかけたり、1時間もあっという間に過ぎてしまいました。

 こんな倫勝寺法会ですが、今お寺と檀徒との繋がりが不足しがちの所、本来のあり方なのかなとも思っています。自己満足と言われてもしようがないのですが、写真をアップしますのでご覧下さい。そして是非来年もお越し下さり、雰囲気を味わってください。

 梅雨寒ですが、全国を見渡せばあちらこちらで大雨の被害です。火山は噴火するし地震もあります。日本全土が活動期に入ったと言われますが、日々朝課にて国土安穏を祈願しております。御利益がありますように!しかし自然の摂理にはどうしようもありません。起こったとき、どう対応対処するか考えておきたいものです。

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 師の作品に「晴好雨奇」四字の半切があります。晴れは晴れで、雨は雨でそれぞれすばらしい景色があります。まさに梅雨の雨もこのようにすばらしいと眺めることが出来れば、人生楽しいものだと感じます。梅雨と言えば紫陽花ですね。紫陽花の名所も多々あるようですが、先日は妻が学生時代の友人達と鎌倉巡りを楽しんできて、有名な紫陽花寺・明月院も参拝してきたとのこと。花を愛でる気持ちは仏様の慈悲を受けている如く、怒りを忘れ愚かさを忘れ、ただただ花に見入るのみです。その穏やかな日々がいつまでもありますように。