2014年7月法話

忙しい6月が過ぎました。振り返ってみます。倫勝寺法会が1日から10日まで、1日はお茶会に80名ほどがおいで下さいました。7日は当寺開山草庵守瑞大和尚の450回忌法要、これも80名ほどがご焼香に参列してくれました。期間中は5時45分からの坐禅会、朝課に7名が毎日参禅、夕方の住職との茶話会に数人ずつと、書とサツキの禅的空間を味わって頂きました。

終わってすぐに能代山本地区の布教会と梅花講習会が続き、当寺も一会場を受け持ち、100名ほどが来寺。お寺に次々と人の出入りがあることは良いことと気を引き締め、来られた人々が心安らぐ事が出来るよう願って事に当たらせてもらいました。

さらには2泊3日で大本山總持寺へ団体参拝旅行です。総持寺参拝と歌舞伎観劇を中心に27名の旅行でした。總持寺では夜の法話、二祖峨山韶碩禅師のビデオ鑑賞、朝3時半起床での坐禅と朝課参列と威風堂々とした伽藍に心を澄ます一時を味わって参りました。朝課では毎朝ご祈祷の大般若六百巻を転読する行事が行われます。修行僧の立ち振る舞いも見事なもので、参拝客の目も釘付けです。3時半の起床に女性陣は1時過ぎからそわそわしていたとのこと、ほとんど寝ずの緊張があったのでしょう。その日の夕方からは歌舞伎の観劇です。6月は長丁場ということで4時半から9時過ぎまでの3幕が上演されました。私も初めての歌舞伎に圧倒されてしまいました。話の内容もさることながら、舞台の大がかりな変化、衣装の素晴らしさ、マイク無しでの声、とにかくすばらしいの一言です。前後の寝不足も何のやら、没頭しました。これぞ日本古来の伝統芸術、必死で守り抜く業界の人々の奮闘を察し、拍手を送らせて頂きました。
その他、高岩寺、成田山新勝寺、増上寺の参拝、三渓園、中華街などの観光を楽しみ、無事終了しました。またの機会の再開を約束し、次回は永平寺参拝を計画させて頂きます。

そんな行事の合間をぬってサツキの手入れ、植え替えをしています。毎年の事とはいえ、6月は私に筆を持つ時間を与えてくれません。筆を持たない日が続くと何となくいらいらする感がありますが、持ってみても1枚2枚で傑作が出来ることもなく、更にいらいらが続きます。7月は腰を据えて書作に取り組まねばと思っています。幸い、毎日展に6名入選、県展に3名入選と少しずつですが書塾の人も成果を上げてきてくれています。私も頑張らねば!