2013年9月法話

九月に入りました。暑い暑いと言っていたのにあっという間に秋風の吹く季節になりました。四万十市での41度には驚きました。熊谷市を抜いて日本一です。年々気温が高くなり、日本も亜熱帯化してしまったのでしょうか。四万十市のテレビのインタビューでは「どうせなら日本一がいい」とのコメントでした。その地区の売り込みに一役買っているようですが、いろいろな影響があります。生態系を大きく崩してしまいかねません。四万十川の鮎がいなくなってしまったり、ダムの水が干上がってしまったり、海の魚のとれ方が変わったり、稲作も、今では北海道で良質な米がとれるようになったり。そんな変化にも適応していかなければなりません。暑いときは暑いなりに、適応した生活があるはずです。日本中の人が、心頭滅却して乗り越えてくれたことでしょう。

暑さと関連してか、豪雨も大暴れ、あらゆるところで被害続出です。人間の力ではどうしようもない天候ですが、人間のせいかもしれません。どこかで自制するべき所があるかもしれません。それを大きな声にして、地球を今まで通り有るべき様に有るようにしていかなければならないのでしょう。

お盆も無事に済ませほっとしております。今年は弟子2人と一緒ですので少しは体力的に楽になった気がします。還暦を迎え、体力も劣ってきている身には有り難いかなと言うところです。お盆にパンフレットを配り、宣伝させて頂きましたが、10月に「エンマ様大集合」なる催しを開催します。能代山本地域寺院のエンマ様、奪衣婆像を四十数体、地獄極楽図などを30本ほどを一堂に集め、いわば死後の世界を観て頂こうという企画です。今までは代々受け継がれてきた死後の世界観も、言い伝えが薄れてきて、子供にも分かるすべもなくなってきました。そんな現状に、今の生活への戒めを含めて知って頂こうという気持ちです。是非とも多くの人においで願い、語らずとも目から受ける印象で、善因善果、悪因悪果、因果応報を改めて知って頂き、現在の社会の悪を絶つことに寄与したいものと思っております。

師の作に“千百億化身釈迦牟尼佛”の一行大幅があります。(アトリエ倫勝参照
お釈迦様の御名を書かせて頂いた、仏名号幅です。この文字は食事作法、または葬儀などでお唱えする“十仏名”の中に入っています。“せんぱいかしんしきゃーむにーふー”と発言され、千百億のお姿で現れた釈迦牟尼佛、ということになりましょうか、あらゆる姿そのままがお釈迦様の教えそのままだよ、ということです。あるべくしてある、そのお姿そのままが仏の教えであり、そのほかに求めるべきではないという仏教の教えになろうかと思います。あなたも私も、存在そのままが仏様ですよ。
行書作で師が五十代くらいのものでしょうか。私の大好きな作品です。


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